肉まんを手作りする飛鳥食品に行ってみた!

小腹がすいた時やおやつに食べたい肉まん!
冷凍庫にストックしているご家庭も多いのでは?

市販の肉まんもたくさんありますが、使われている原材料がどこでどう作られているかはよくわからないのが実情。

今回ご紹介する飛鳥食品さんは、品質にこだわり、肉まんを手作りする会社です。
本場中国の家庭の味を楽しめる肉まんの秘密を伺いました!

飛鳥食品ってどんな会社?

東京都江戸川区にある飛鳥食品は、肉まんや水餃子などの点心を製造する会社。
食品添加物を使わない姿勢をつらぬき、本場中国の家庭料理と同じ作り方で製品を作っています。

そんな飛鳥食品は、もともとは中国残留帰国孤児の方々が日本で自立して働くための場所として発足されたのがスタート。

現在でも2世、3世の方や、中国出身のスタッフが製造を担当しています。

飛鳥食品の特色について

「飛鳥食品」には、大きく分けて3つのこだわりがあります。

原材料選びには妥協せず、良いものを厳選して使用。
おいしく、安心できる製品を作ろうという飛鳥食品さんの思いが込められています。

「飛鳥 手作り肉まん」の製造現場に行ってみた!

飛鳥食品の製造現場を伺いました!
取材当日は『飛鳥 ミニ肉まん』を製造中。

スタッフのみなさんが黙々と作業する様子を、代表取締役・髙宮さんに案内していただきました。

自社で挽く国産豚ミンチ

新鮮な豚肉が届いたら、すぐに骨や筋を取り除き、取り残しがないかを入念にチェック。

スタッフが適度な大きさにカットし、専用の機械で挽いてミンチにします。
また、野菜も同様に加工していない状態で届いたものをスタッフがカット。

材料は、作る商品に合わせてミンチの粗さや大きさを調節しています。
重労働ですが、おいしい製品作りのため、できるだけ手作業で行っているそうです。

国産小麦を生イーストで醗酵!

肉まんの生地には国産小麦を使用し、生イーストで醗酵させています。

ドライイーストと比較して扱いの難しい生イーストを使う理由は、使うと生地がふんわりと膨らみ、風味よく仕上がるから。

醗酵には、材料を練った後に時間をおいて行う第一次発酵と、具材を包んだ後に行われる第二次発酵があります。

この醗酵時間の管理が最も難しく、失敗するとまったく膨らまなかったり、逆に大きく膨らみすぎてしまうのだとか。

スタッフのみなさんは、湿度や気温などを加味して時間を細かく調節していました。

熟練の技が光る手包み

ここからは時間勝負!

包んでいる間にも生地の醗酵はどんどん進んでいくため、スタッフ全員が作業場中央の机に集まって、一斉に作業を行います。

まずは生地を適度な大きさに切り分けて、中央が厚くなるように伸ばしていきます。
厚さを変えることによって、肉汁が全体にバランスよく染みわたるのだそう。

生地と具材の準備ができたら、いよいよ包む工程です。
匙で具材をすくい、片手に持った生地にのせ、あっという間に包んでいきます。
かかった時間は約15秒!まさに熟練の職人技です。

髙宮さんに聞いてみた!

髙宮さん

飛鳥食品の代表取締役。

前身となる飛鳥菜館から飛鳥食品に社名を変更する際に、前オーナーから引き継ぐ形で代表に就任しました。

饅頭(まんとう)という中国の蒸しパンが好物で、朝食によく食べているそうです!

心がけていること

ちえまる

心がけていることを教えてください。

良い原材料を使い、作り方を守ってまじめに取り組んでいけば、必ずおいしいものができると考えています。

とてもまじめなスタッフが多く、安心して仕事が任せられるんです。

髙宮さん

スタッフについて

ちえまる

製造スタッフとの関係性について教えてください。

製造スタッフは全員が中国出身です。

中国の環境や習慣は日本と異なるため、初めに日本での過ごし方や文化などを教えたりしましたね。

おいしいものは、楽しく働ける職場でないと作れない。
みんなが楽しく働ける職場を守っていきたいですね。

髙宮さん

家庭でできるおいしい食べ方

ちえまる

家庭でできる、肉まんのおいしい食べ方を教えてください。

おすすめはやっぱり蒸籠で温める方法ですね。
蒸すと味が深まり、より本来のおいしさを味わえると思います。

蒸籠を持っていない方は、レンジでチンすれば簡単に温められますよ。

髙宮さん

組合員さんへのメッセージ

ちえまる

組合員さんへのメッセージをお願いします!

いつもご購入いただきありがとうございます。

ご利用いただいた方からも「子どものおやつによく食べている」とのお声をよくいただきますね。

これからもご家族みんなで、楽しんで食べていただけると嬉しいです。

髙宮さん

まるで“中国家庭の手作り”の肉まん

今回は、手作り肉まんを製造する飛鳥食品さんにお邪魔しました。

スタッフのみなさんの手から、あっという間に肉まんが作られていく光景は圧巻!
繁忙期である冬季は、1日に1,000個作る日もあるのだというから、驚きですね。

印象に残っているのが「楽しい職場でないとおいしいものは作れない」という代表取締役・髙宮さんの言葉。
髙宮さんは、暖かい眼差しで飛鳥食品で働くスタッフのことを見守っていました。

飛鳥食品の手作り肉まんは、もちもちふわふわの生地とごろごろお肉が絶品!
みなさんもぜひ食べてみてくださいね。

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編集担当ちえまる

2023年にアイチョイスに入協、20代、1人暮らし。
アイチョイスには食べたことのないものや知らない食べ物がたくさんあって、わくわく。
ズボラながら普段は自炊をがんばっています。今はレパートリーを増やそうと奮闘中。
ミックスナッツはパンプキンシードが入っているものが好き。