投稿日2025.9.5
とうがんとえびのとろみ煮【管理栄養士レシピ】
目次
メイン野菜は「とうがん」!

とうがんという野菜をご存知ですか?
名前は聞いたことあるけれど、実際に調理したことはあまりない、という方も多いのではないでしょうか。
漢字では「冬の瓜」と書くため、冬の野菜だと思われがちですが、実は夏が旬です。
夏に収穫して冬まで保存できることから、「冬瓜」(とうがん)と呼ばれるようになりました。
栄養面でも優れており、カリウムを多く含むため、むくみの解消や高血圧予防にも効果があるといわれています。
95%が水分で、みずみずしくクセのない味わいは夏にぴったり!
食感はだいこんに似ていますが、味がよくしみ込み、短時間で調理できる優れた野菜なんですよ♪
加熱時間が短くてで済むため、夏の暑い時期でも調理しやすく、おすすめです!
そんなとうがんを使ったあっさりレシピを、アイチョイスの管理栄養士、高橋素子(たかはしもとこ)さんに聞きました!
『とうがんとえびのとろみ煮』は、とうがんならではのとろとろ感を存分に味わえる一品。
材料もシンプルなので、とうがんを初めて調理する方でも、気軽にチャレンジできるレシピです♪
【レシピ】とうがんとえびのとろみ煮

<材料>2~3人分
- とうがん・・・・・500g(ミニなら約1/2個)
- むきえび・・・・・・・・・・・・・・・80g
- しょうが(すりおろし)・・・・・ひとかけ分
- 白だし・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
- 水・・・・・・・・・・・・・・・・・400ml
- 片栗粉・・・・・・大さじ1(同量の水で溶く)
- 枝豆(茹でて皮をむいたもの)・・・・・適量
<作り方>
1.とうがんはワタを取って皮をむき、ひと口大に切る。

2.鍋に分量の水、とうがんを入れて中火にかける。
煮立ったら弱火にして約10分煮る。

3.とうがんがやわらかくなったら、白だし、むきえび、しょうがを加えて4分ほど煮る。
水溶き片栗粉でとろみを付ける。

4.器に盛り、枝豆などを散らす。

ここがポイント
- 枝豆のほか、お好みで大葉やねぎなどを散らしても◎
- とろみ具合は水溶き片栗粉で調整してください。
とろっとほどける、やさしい口当たり

10分程度の煮込み時間であっという間に完成しました。
とうがんの表面はとろっと、中はほどよい歯ごたえが残っていて、食べやすいです。
短時間煮込むだけで、これほどやわらかく、だしの味がしみ込んでいることに驚きました。
とうがんそのもののみずみずしさも感じられて、食欲が落ちやすい夏にぴったりな一品。
今回は冷凍えびを使用しましたが、鶏肉や鶏ひき肉、さらに手軽にカニカマなどでも◎
具材を少し変えるだけで、飽きずに食べられますよ♪
温かいままでもおいしいですが、暑い日は冷やして食べるのもおすすめです!
冷やすことで、さらに味がしみ込みます。
夏が旬のとうがんを使ったとろみ煮、いかがでしたか?
今回はとうがんの煮物をご紹介しましたが、切ったとうがんはあまり日持ちしないため、塩もみしてサラダなどにするのもおすすめ。
また、使いやすい大きさに切って冷凍しておくのも◎
とうがんを食べて、まだまだ暑い夏を乗り切りましょう!
アイチョイスの管理栄養士

高橋素子(たかはしもとこ)
アイチョイス商品部 管理栄養士・フードコーディネーター
主にカタログに掲載している野菜のレシピ、食材セットのメニュー開発・レシピを担当しています。

編集担当さっちん
30代、小学生二人の母。仕事・家事・育児の両立に奮闘中。
料理に関しては若干ずぼらなため、簡単・時短レシピに目がありません。
日本酒が大好きで、おかずにもおつまみにもなるレシピを日々探しています!
ナッツはピスタチオが好き。