フェアトレードの紅茶とは?おすすめの3商品も紹介!

紅茶のフェアトレードについてご存じでしょうか?
興味はあるけれどよく知らない・・・という方も多いはずです。

本記事では、フェアトレード紅茶の基本情報や紅茶産業の現状・課題、そしてフェアトレード紅茶に関して私たちができることについて解説。

さらに、フェアトレード紅茶の選び方や、おすすめの商品などについてもご紹介します!

フェアトレード紅茶とは

フェアトレード紅茶とは、公正な取引により生産者が支援されている紅茶のことです。

紅茶のフェアトレードでは、主に開発途上国で生産される紅茶に対して、生産者と公正な価格で取引をすることで、生産者の生活や労働環境などの向上を支援する取り組みがされています。

紅茶産業の現状と課題

私たちの身近にある紅茶ですが、実は生産地ではさまざまな問題が発生しています。

たとえば、歴史的に長い間問題となってきた劣悪な労働環境があげられます。
開発途上国の生産者は、低賃金の長時間労働や、不十分な生活環境に直面しているのです。
インドでは、茶園労働者の賃金は、他のどの部門よりも低いといわれています。

また、紅茶の取引市場は価格が変動しやすく、茶農家の収入に与える影響も大きいのです。

参考:フェアトレードティー|FAIRTRADE JAPAN,(参照2025-10-03)

紅茶のフェアトレードのために私たちができること

紅茶に限らず、「フェアトレード」を広い視点で見ると、国単位の課題と考え、「私たち個人にできることはあるのだろうか」と思う方もいるでしょう。

ですが、実は日常生活のなかでフェアトレードに対して、私たち個人にもできることがいくつかあります。
具体的には、フェアトレード紅茶に関する情報やその意義を知り、実際にフェアトレード紅茶を購入することです。

私たちがフェアトレードの紅茶を買えば、フェアトレードの取り組みがより活発になり、生産者の生活支援につながります。
子どもたちが労働を強いられる「児童労働」の防止にもなるでしょう。

また、フェアトレードに関する情報を広めることも、私たちにできることの一つです。
フェアトレード紅茶について知り、その情報を家族や知人に伝えることも、大きな支援につながります。

フェアトレードの活動は私たちの小さな行動から始まり、その積み重ねがやがて、社会変革へとつながっていくのです。

フェアトレード紅茶を選ぶメリット

フェアトレード紅茶を選ぶことには、生産者の生活支援以外にも、次のようなメリットがあります。

環境保護につながる

フェアトレードの認証を得るためには、さまざまな基準をクリアする必要があり、その中の一つに「環境的基準」があります。

この環境的基準は、「有毒な農薬と遺伝子組み換え種子の禁止」、「オーガニック栽培の奨励」など、環境保護の方針を基準に定められたもの。
私たちがフェアトレード紅茶を選べば、環境保護にもつながるのです。

良質な紅茶を楽しめる

前述のとおり、フェアトレード紅茶は「有毒な農薬や遺伝子組み換え種子の禁止」「オーガニック栽培の奨励」といった基準を満たして生産されています。

つまり環境にやさしいだけではなく、紅茶を飲む私たちにとって安心して口にできる選択肢ともいえるでしょう。

フェアトレード紅茶の選び方と見分け方

フェアトレード紅茶に興味はあるものの、どれがフェアトレード紅茶なのか、どのような基準で選ぶと良いのかわからない方もいるでしょう。

ここでは、フェアトレード紅茶の見分け方や、選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

フェアトレード認証ラベル

さまざまな基準をクリアし、フェアトレード認証を得た製品には、国際フェアトレード認証ラベルが付いています。

ただし、すべてのフェアトレード商品に認証ラベルが付いているわけではありません。
小規模な生産団体や、独自のルートで公正な取引を行っている場合、コストや規模の都合で認証を取得していないケースもあります。

大切なのは「認証マークの有無」だけでなく、その背景にある取引の姿勢や理念を知ることです。

紅茶の生産地

紅茶の生産地が適した場所になっているかも確認しましょう。

例えば、本来インドのアッサム地方で生産されるアッサムティーも、商品名に「アッサムティー」と記載されていても、実際の生産地がアッサムでない場合があります。

このような事態を防ぐためには、フェアトレード紅茶を取り扱う信頼できるお店で購入するのがおすすめです。

アイチョイスおすすめのフェアトレード紅茶3選

アイチョイスで購入できる、おすすめのフェアトレード紅茶を、厳選して3つご紹介します!

アイチョイスで取り扱う紅茶には国際認証マークはついていませんが、フェアトレードの理念に基づき、生産者を支援する団体を通じて仕入れています。
「公正な価格での取引」や「持続可能な農業」を大切にしており、安心して楽しめる紅茶ばかりです。

こうした背景を持つ紅茶を選ぶこともまた、生産者の暮らしを守る大切な一歩となります。

『チャイパック(スパイス入り紅茶)』プレス・オールターナティブ(静岡)

6種のスパイス(しょうが、シナモン、ナツメグ、レモングラス、クローブ、カルダモン)が香る本格チャイです。
水と牛乳で煮出すだけで、手軽に本格的な味わいを楽しめます。

この商品を扱うプレス・オールターナティブ(第3世界ショップ)は、日本で初めてフェアトレード事業を始めた団体。
国際認証は持たないものの、生産者と直接対話し長年信頼を築く「顔の見えるフェアトレード」を実践し、国内外の地域課題解決にも挑戦しています。

『チョイス ダージリン(有機紅茶)』ミトク(アメリカ)

「紅茶のシャンパン」と呼ばれる、人気の高い有機紅茶。
この商品はアメリカの有機紅茶のリーディングカンパニーで製造されており、アメリカで初めてフェアトレードの紅茶を導入した、とても社会的意識の高い会社です。

ティーバッグは無漂白で、ホチキスも使用していません。

『チョイス アールグレイ(有機紅茶)』ミトク(アメリカ)

先述したダージリンティーと同じく、アメリカの有機紅茶のトップブランド「チョイスオーガニックティー」シリーズの一つです。
インド、スリランカで採れた有機紅茶を使用しています。

爽やかな香りが特徴で、アイスティーとしてもおすすめです。

フェアトレード紅茶でおいしく社会貢献

今回はフェアトレード紅茶についてご紹介しました。
フェアトレード紅茶を購入することは、生産者の生活を守り、持続可能な社会づくりにつながります。

紅茶を通じて何か社会貢献をしたいと考えている方は、本記事を参考にフェアトレード紅茶についてチェックし、紅茶を購入する際に役立ててください。

また、アイチョイスではフェアトレードのチョコレートも取り扱っています。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
ぜひこの記事も読んでみてください。

アバター画像

編集担当なしを

2025年にアイチョイスに入協、20代、1人暮らし。
1日の楽しみが食事と食後のデザート。特に甘いものが大好きです。
休日はよくカフェを開拓しています。
ナッツは、チョコと相性が良いマカデミアナッツが好き。