【初心者向け】マンションのベランダで家庭菜園を始めよう!|野菜の育て方完全マニュアル

自宅で家庭菜園をしてみたいけど、マンションやアパート住まいだとできない・・・。
なんて諦めていませんか?

お庭がなくてもベランダを活用すれば、野菜を育てられるんです。
今回は家庭菜園歴7年以上の筆者が、ベランダ菜園初心者さんにおすすめの野菜や必要な道具について詳しく解説します。

おうち時間がもっと充実するベランダ菜園、始めましょう!

目次

ベランダ菜園はマンションでも可能!初心者でも始めやすいその魅力は?

ベランダ菜園にはさまざまな魅力がありますが、なかでも特におすすめしたいポイントは次の3つです。

部屋からすぐに出入りでき、ベランダのちょっとした空きスペースを活用できるのがベランダ菜園の魅力です。
プランターなどの基本的な道具を用意するだけで始められるため、とても気軽にスタートできます。
わざわざ畑を借りたり、家庭菜園のために遠出したりする必要もありません。

畑などの離れた場所で栽培するよりも、野菜の生長を間近で見られるので、子どもの食育にもぴったり。
「芽が出てきた」「花が咲いたね」
など、子どもと観察しながら楽しめるのもベランダ菜園ならではです。

採れたての野菜を楽しめるのも魅力のひとつ。
スーパーなどで購入した野菜は収穫してから時間が経過してしまいます。
ベランダ菜園なら食べる直前に収穫できるので、新鮮な野菜を食べられますよ。

ベランダ菜園を始める前に確認したいポイント

マンションの契約規約

賃貸マンション・アパートのベランダは、廊下や階段と同様に共用スペースなので、賃貸の契約規約を確認しましょう。

植物の種類、鉢やプランターの大きさや個数などに制限がある場合も。
トラブルにならないように注意が必要です。

ベランダは、火災や地震など災害時の避難通路。
隣の部屋とのパーテーションは、緊急時に破れるようになっています。

大きすぎる植物を栽培したり、パーテーション付近にプランターを置くなど、避難の妨げになる行為は消防法で禁止されているので、気を付けてくださいね。

日当たりや風通しのよさ

日の光を浴びて生長する野菜にとって、日当たりはとても重要なポイント。
東向きもしくは南向きのベランダが理想といえるでしょう。

日当たりが確保しにくい場合は、少しでも日の当たる場所を探す、棚を設置しその上にプランターを置いて高さを出す、などの工夫が必要です。

風通りのよい場所にプランターを置くことも欠かせません。
とくに夏場は風通しが悪いと熱がこもりやすく、暑くなりがち。
プランターの下にレンガを置いたり、棚を設置することで風通しがよくなりますよ。
室外機の前は熱風が出るため、避けるようにしましょう。

水はけがよいか

一般的に、底穴のあるプランターの方が畑よりも水はけが良いとされています。
しかし、雨が降るとベランダに水たまりができたり、排水溝が詰まってプランターが浸ってしまうと話は別。
そういった環境では、根腐れを起こして野菜が枯れてしまう可能性があります。

すのこを敷いた上にプランターを設置するなどの対策を行いましょう。

培養土や落ち葉、枯れ木などで排水溝が詰まってしまうことがあるので、こまめな掃除を心がけてくださいね。

ベランダの面積​

ベランダはスペースが限られるため、大きく育つ野菜はおすすめしません。
洗濯物を干す際に邪魔になったり、避難経路の障害物になってしまう可能性があります。

ズッキーニやカリフラワーなど葉が大きく横に広がる野菜は、生長しても問題のない面積が確保できるか確認しましょう。

葉同士が触れないよう、プランターの間隔を開けることも大切です。
植物の密集を防ぎ、病気や虫が発生しないようにしましょう。

【100均でもOK】ベランダ菜園に必要な道具と選び方

プランター・鉢底石(はちぞこいし)​

さまざまな大きさのプランターが販売されていますが、最適なサイズは野菜の種類や品種によって違います。

野菜別のサイズの一例を紹介するので購入時の目安にしてくださいね。

大きいプランターを用意しても、プランター内にたくさんの苗や種を植えてしまえば、意味がありません。
各野菜には最適な「株間」があります。

野菜がのびのびと生長できるよう、無理のない大きさのプランターを選び、植えすぎには注意しましょう。

意外と忘れがちなのが、鉢底石。
プランターから土が流れ出ないようにするものです。
プランターとセットで鉢底ネットが付いている場合は、そちらで代用できますよ。

培養土・肥料

ホームセンターなどで目にする「培養土」。
培養土は栽培する野菜に合わせて肥料が配合されたもので、用途別に複数の種類が取り揃えられています。
土を自分で配合することなく、すぐに使用できるようになっているので安心ですね。

プランター菜園で欠かせないのが肥料です。
畑と比較すると、土の量が少なく水やりの回数が増えるので、その分プランターから肥料が流れ出てしまいます。

培養土に含まれる肥料は「元肥」と呼ばれる野菜の生育初期に必要な分しか含まれておらず、「追肥」が必要。
家庭菜園用に少量タイプの肥料が販売されているので、追肥用に購入しておくのがおすすめです。
野菜によりますが、プランター菜園開始後、2~3週間をめどに散布してください。

スコップ​

スコップは培養土をプランターに入れたり、野菜の苗を植えたりするときの必需品。
100均でも購入できるので、お気に入りを探してみてくださいね。

軍手

軍手は思わぬケガを避けたり、手が汚れるのを防ぐために必要です。

もえぞーおすすめの軍手は「背抜き手袋」。
手のひらだけが樹脂やゴムでコーティングされています。
指先に土が入りにくく、滑り止め効果もあるので、使い勝手がよいので重宝しています。

じょうろ​

水やりに欠かせないじょうろも用意しておきましょう。
ブリキ調のじょうろも可愛いのですが、経年劣化によるサビが気になるので、もえぞーはプラスチック製を使用しています。

自分の気に入ったものを選ぶのが一番です。
購入時に迷ったら、安価で軽いプラスチック製を検討してみてくださいね。

容量は「自分が持ち運びできるか」を考えて選びましょう。
大きいほうが一度でたくさん水やりができるのですが、重たくて運ぶのにひと苦労・・・なんてことも。

毎日水やりを行うので、使い勝手のよさも購入時のポイントです。

収穫はさみ

収穫時に欠かせない収穫はさみは一般的なはさみと比較して、切れ味がよく耐久性にも優れています。

カーブを描いた「選定はさみ」は枝などの直径が大きなものを切断できるような設計。
もち手が大きな形状の「植木はさみ」は小回りが利きやすくいので細かな作業にぴったりです。

栽培する野菜に合わせたタイプを選んで、日々の管理や収穫を楽しみましょう!

ベランダ菜園におすすめな野菜|初心者向けはこれ! ​

一年中育てやすい野菜|ラディッシュや小松菜

初心者におすすめしたい野菜がラディッシュや小松菜です。
真冬以外の栽培が可能で、季節を問わず栽培できる野菜なのが嬉しいポイント。

ラディッシュは種まきから20日で栽培できることから、二十日大根とも呼ばれています。
収穫までの期間が短いため、すくすくと生長していく様子が間近で見られるので、おもしろいですね。

小松菜は種まきから1~2か月で収穫ができます。
間引きをしながら栽培するので、間引いた小さい葉はベビーリーフとして、サラダで食べることが可能です。

「かきとり」と呼ばれる収穫方法もおすすめ。
株全体を抜き取らずに、葉丈が25~30cmになった葉から摘み取る方法のことで、長期間収穫できるのがメリットです。

多収穫できる野菜|きゅうりやニラ

何度も収穫できる野菜は、家計にやさしくコスパがいいので初心者におすすめです。
ピーマンやミニトマトなどの夏野菜は果菜類に分類されるものが多く、1株で何個も収穫できます。

夏野菜の中でもきゅうりは生長が早く、植え付けから約40日で収穫可能。
花が咲いてから5~10日で収穫を迎えます。

グリーンカーテンとしても活躍するので、ベランダ菜園にぴったりの野菜です。

ニラは1度植えたら4~5年収穫可能な野菜。
うまくいけば年に5回収穫できるので、一株植えているだけでも調理を楽しめるでしょう。

日陰でも育つ野菜|シソやリーフレタス

ベランダ菜園を始めたいけど日当たりがよくない・・・。
そんな人におすすめの野菜が日陰でも育つシソやリーフレタスなどです。

葉がやわらかくなりやすいので、あえて日陰で育てることも。
ただし、病気にならないように、風通しのよさは確保する必要があります。

シソは背丈が30cmくらいになったら下の葉から順番に収穫することで、長く収穫することができますよ!

リーフレタスは植え付けから1か月後くらいで順次収穫が可能に。
外葉から「かきとり」収穫をすることで、長期にわたって収穫を楽しめます。

虫が付きにくい野菜|ハーブ類

ハーブ類の中には虫の嫌がる成分を含んでいる種類があり、害虫の被害に遭いにくいので初心者でも栽培しやすい野菜といえます。
そんなハーブ類の中でも、ミントは特に丈夫で栽培も簡単なのでおすすめ。

繁殖力が強く、畑ではすぐに株が広がってしまうので、むしろプランターの方が扱いやすい植物です。

ハーブは料理のアクセントとして少量だけ使う場合が多いですよね。
ベランダ菜園で栽培していると好きな量を新鮮なまま使用することができるので便利ですよ。

以下の記事では、家庭菜園のおすすめ野菜について詳しく解説しています。
是非参考にしてください。

ベランダ菜園で害虫発生を起こさないための対策4つ

防虫ネットをかける

せっかくベランダ菜園をするのなら、農薬を使わず育てたいという方も多いのでは?
そんなときは防虫ネットを設置してみてはいかがでしょうか。

防虫ネットは植え付けたらすぐに設置し、すき間をつくらずにしっかりと野菜を覆いましょう。
防虫ネット内で繁殖してしまう可能性があるので、害虫の侵入させないことが大切です。

大きく育つ野菜には、生長後の大きさを考慮したサイズの防虫ネットを設置してくださいね。

マルチを利用する

マルチとは、土の表面を覆う資材のこと。
マルチングとも呼ばれ、藁や腐葉土、ポリエステル素材のシートで覆うなどのさまざまな方法があります。

マルチを使用すると以下の効果があります。

畑で使用する際は藁やポリエステル素材のシートを使うのが一般的ですが、ベランダ菜園ではバークチップやヤシの繊維で土の表面を覆うのがおすすめです。
泥のはね返しを防ぐことで病気のリスクを予防できたり、害虫が直接土に近づきにくくなったりします。

見た目もよく、水やりも上から行えるので気軽に採り入れやすいですよ。

粘着テープで捕殺する

農薬を使用したくない人におすすめなのが、粘着テープの設置です。
黄色のシールタイプで、野菜の近くに設置すると強力な粘着力で虫が捕獲されます。

もえぞーも畑やプランターで愛用中。
設置直後から虫が捕まるので、効果を実感しています。

体が小さいコナジラミやアザミウマは防虫ネットだと潜り抜けてしまう可能性も。
粘着シートを設置することで、そのような病気を媒介する虫を捕殺でき、病気のリスクも軽減できるのでおすすめです。

コンパニオンプランツを活用する

コンパニオンプランツとは、異なる種類の野菜や花を近くに植えることで、病害虫の被害を抑えられたり、お互いの生長を助けたりする組み合わせのこと。

例えば、トマトとバジル、きゅうりとねぎなどがコンパニオンプランツです。
バジルの香りは、トマトに付きやすいアブラムシやコナジラミなどの害虫を遠ざける効果があります。
きゅうりに付きやすいアブラムシは、ねぎの香りを嫌います。
さらに土の中の病原菌がねぎの根の働きによって抑制されるので、病気の予防にもなるんです。

プランター内で一緒に植えて、それぞれ収穫できるのも嬉しいポイントですね。

マンションでベランダ菜園する際のデメリットと注意点

ゴキブリを引き寄せる場合も

ベランダ菜園はゴキブリを引き寄せてしまう・・・と聞くとびっくりしますよね。
ゴキブリは下記のような環境を好むといわれています。

プランターと壁の間や、プランターの裏側などは狭くて暗くなりがち。
また、プランターに溜まった水や土、枯れ葉などはゴキブリのエサになってしまうため、こまめな管理が必要です。

定期的にプランターの位置を変更したり、プランターを直接床に置かないようにしたりすることなど、ゴキブリの住処をつくらせない対策をしましょう。

ハーブ類を栽培するのも効果的です。
ゴキブリはハーブの香りを嫌うため、寄り付きにくくなりますよ。

近隣トラブルになる可能性

育てている野菜の葉っぱが隣のベランダまで伸びてしまったり、落ち葉で排水溝が詰まってしまうと、近隣トラブルの原因になりかねません。

また、避難経路を妨げるような場所へプランターを置くことは、災害時に大変危険です。

こまめに手入れを行い、近隣に迷惑が掛からないように配慮しましょう。
ベランダ菜園を放置してしまわないように、手入れのしやすい野菜を選ぶことも有効です。

思いがけないトラブルに発展しないように、マンションの規約を守り、隣人やマンション住人への配慮したうえでベランダ菜園を楽しみましょう。

野菜がうまく育たないケースも

「ベランダ菜園は管理がしやすいはずなのに、枯れてしまった!」
そんなときの主な原因を紹介します。

水やりは1日1回でも栽培している野菜によっては多すぎることも。
タイミングは土が乾いたときです。
土が乾いていないのに水やりを行うと、野菜の根が腐ってしまうことがあります。

肥料は与えすぎると栄養過多となってしまい、野菜の生育に悪影響を及ぼすことも。
購入した培養土にはあらかじめ肥料が含まれていることが多いので、生育後1か月程度は追肥の必要がありません。

野菜の種類によって、日なたを好む野菜だけでなく、日陰で栽培したほうがよい野菜もあります。
栽培する野菜に合った環境にプランターを設置してくださいね。

ベランダ菜園に限った話ではありませんが、病害虫の発生も野菜がうまく育たない要因のひとつ。
風通りが悪く、日当たりの悪い場所で発生しやすいです。

病害虫対策を徹底することで、おいしい野菜の収穫につながります。

ベランダ菜園をマンションで行うときのよくある質問

ベランダで野菜を育てるメリットは?

畑と比較して気軽に管理できるのがメリットです。
収穫後すぐに調理できるので、採れたてを楽しめるのも嬉しいポイント。

必要な道具も少ないので、初心者でも簡単に始められます。

もえぞー

ベランダ菜園で育てやすい野菜は何ですか?

ラディッシュや小松菜は時季を問わないため、栽培しやすい野菜です。
きゅうりやニラはコスパがよく何度も収穫を楽しめるでしょう。

日当たりの悪いベランダの場合は、日陰でも栽培可能なシソやリーフレタスがおすすめ。

もえぞー

ベランダにプランターを置くならどこに置くべき?

基本的には日当たりのいい場所に置きましょう。
栽培する野菜によっては日陰を好むものもあるので、注意が必要です。

もえぞー

ベランダ菜園をするときの注意点は?

マンションの契約規約を確認しましょう。
ベランダ菜園を開始したら、近隣住民とのトラブルにならないように、こまめな手入れや掃除を心がけてください。

もえぞー

ベランダ菜園でマンションライフを彩ろう!

おうち時間がさらに充実するベランダ菜園。
初心者でも気軽に始められ、料理にちょっと使いたいときなどに収穫できるので、毎日の食卓が充実すること間違いなしです。

野菜が生長する様子を間近で見られるのも、ベランダ菜園の醍醐味だといえるでしょう。
こまめに手入れした野菜が収穫できるタイミングには、達成感もあります。

家庭菜園をしているもえぞーも、自分で育てた野菜はやっぱりおいしいと自画自賛。
収穫まで見守ってきた野菜だからこそ、いっそうおいしく感じるのです。

ベランダ菜園をはじめて、マンションライフをさらに彩りませんか?

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編集担当もえぞー

2022年アイチョイス入協、30代、夫と2人暮らし。
家庭菜園歴8年目で現在、有機栽培に挑戦中です!
前職では農家さんを相手に野菜の栽培指導をしていました。
ナッツは塩茹でした落花生が大好き♪