平田産業の『自然派Style一番搾り純正なたね油』製油工場を徹底解説!
前回の記事では、平田産業有限会社(以下:平田産業)のお2人へのインタビューの様子のご紹介しました。
今回は、『自然派Style一番搾り純正なたね油』がどのようにして作られているのか、製造の流れをお伝えします!
普段はなかなか見る機会のない油の製造工場の内部を特別にレポート。
こだわりのなたね油が一滴ずつ生まれていく舞台裏を、組合員のみなさまにわかりやすくお届けします!
目次
平田産業の製造工場へ!

『自然派Style 一番搾り純正なたね油』を製造している平田産業。
上の写真に写る、レンガ造りの趣ある煙突は、この工場の象徴です。
実はこの会社の創業は明治35年。
2026年現在、124年目という歴史があり、1997年からは非遺伝子組み換えなたねに特化したなたね油を作り続けている製油会社なんです。
「普段使っているなたね油はどうやってできているんだろう?」
「『自然派Style 一番搾り純正なたね油』は普通の油とは何がちがうの?」
といった、みなさんの素朴な疑問に、この記事ではひとつずつお答えしていきます!
平田産業さんのこだわりについて詳しく知りたい方は、ぜひ前回の記事もご覧ください♪

平田さん
平田産業有限会社 代表取締役社長。
福岡県出身で、おいしいものにとても詳しい平田さん。
平田産業の歩んできた歴史を、楽しいエピソードを交えながらわかりやすく紹介してくれました♪

安達さん
平田産業有限会社 工場長。
今回、工場内の案内や紹介を主に担当してくれた、穏やかな人柄の安達さん。
職人の技が息づく平田産業の油づくりを支える、まさに“油づくりのスペシャリスト”です!

柳田さん
平田産業有限会社 営業部長。
さまざまな企業との調整役として活躍する柳田さん。
その立場ならではの広い視点で、他社との違いや平田産業の強みをわかりやすく解説しながら、工場内を丁寧に案内してくださいました!
油づくりの現場に潜入
厳重な管理でなたねを輸入

『自然派Style一番搾り純正なたね油』に使われるなたねは、非遺伝子組み換えのもののみ。
前回の記事でも触れたように、一般的な「バルク輸送」ではなく、コンテナによる分別輸送で日本に届けられます。
オーストラリアの生産地でなたねをコンテナに詰めたら、しっかりと施錠。
「遺伝子組み換え農産物が混入しないこと」を証明する「分別生産流通管理証明書」とともに、輸送がスタートします。
コンテナは輸送中に開けられることがなく、他の荷物と混ざり合う心配もありません。
錠をカット

上記の写真は、平田産業の敷地内に届いたコンテナの封を開けるところです。
黄色いプラスチックが、オーストラリアで取り付けられた錠です。
この錠はとても頑丈で、大きなペンチを使って思い切り力を込めないと切ることができず、コンテナを開けることはできません。
取材時、アイチョイス職員も挑戦させていただきましたが、まったく歯が立ちませんでした・・・。
輸送から製造まで徹底的に管理することで、あんしん品質の基盤が作られるのです。
ところで、「国産のなたねでは作れないの?」と思った方もいるかもしれませんね。
国産なたねは遺伝子組み換え作物対象外のためあんしんなのですが、実は日本国内で生産されるなたねは非常に少ないのです。
日本におけるなたねの年間輸入量に対し、国産なたねの割合はわずか約0.15%。
なたね油の製造は、海外産なたねの輸入に頼らざるを得ないのが現状です。
なたねを蒸す

細かな茎やさやなどの夾雑物をしっかりと取り除いたら、いよいよ圧搾作業のスタートです!
工場に運び込まれたなたねは、まずコンベアを通って「クッカー」と呼ばれる巨大な蒸す機械へ。
なたねは表皮が硬く、そのままでは油を搾れません。
なたねを蒸して表皮をやわらかくするこの下準備によって、油がしっかりと搾れる状態になるのです。
見上げるほど大きなクッカーには取っ手のようなものがついていて、ときおり揺れているのが見えました。
このクッカーは5層にわかれていて、下の層ほど蒸す温度が高くなります。
取っ手が動いたときになたねが下の層に落ち、その層でまたじっくり蒸しているのだそう。
圧搾機で油を搾る

蒸す工程が終わったら、いよいよ圧搾機へ!
ぐるぐると回るスクリューがなたねをすり潰し、油を搾り出していきます。
搾り出された直後の油は濃い茶色をしているので、まるでごま油のような見た目です。
スクリューの反対側からは、油を搾り取った後の「搾りかす」がフレーク状になって出ていきます。
安達さんによると、
「一般的な製油工場では、この油かすに有機溶剤を加えて、最後の一滴まで油を抽出するんです。
しかし『自然派Style一番搾り純正なたね油』には、化学的な薬剤は一切加えません。
薬剤を使わない分、どうしても取れる油の量は少なくなってしまいますが、なたねの豊かな風味がギュッとつまったおいしい油になるんですよ。」
その言葉どおり、工場内には濃厚ななたねの香りがふんわりと漂っていました。
ちなみに、このフレーク状の油かすは、良質な肥料や家畜のえさとして活用されているそうですよ。


食酢とお湯で精製

搾りたての油には、なたね由来の不純物がまだ含まれています。
これらを取り除くために行うのが、「仕込み」と呼ばれる工程です。
まず、油に食酢を加えて撹拌します。
しばらくすると、油にとって不純物であるたんぱく質が、酢と反応して水溶性に変化します。
次にお湯を入れて撹拌ししばらく静置すると、比重の違いで上から「油」「不純物」「水分」という状態に。
タンクの底にバルブがあるため、そのバルブを開けて下から水分と不純物を排出することで、不純物を取り除いた油ができあがります。
この操作について、平田さんがこんなエピソードを聞かせてくださいました。
「バルブの開け閉めにも、職人の経験と勘が必要なんです。
若い頃に私もこの仕込み作業を担当したことがありますが、油まで流してしまって先輩に怒られてしまいました・・・。」
笑いながら話すその表情からは、仕事の難しさと同時に、当時を懐かしむ気持ちがにじんでいました。
仕込み後の油を味見させていただきました

ここまでの工程を終えると、見慣れた『自然派Style一番搾り純正なたね油』にかなり近い状態になってきました。
このタイミングで、平田さんと柳田さんのご厚意により、少しだけ味見させていただくことに。
口に含んでみると、なたねのコクと香りがしっかり残っていて、普通の油よりもうまみが強い一方で、少しクセのある味わいも感じます。
「この状態の油のことを「赤水」といい、揚げ物などに使うととてもおいしいんですよ!祖父母の家でよく使われていたり、我々にとって思い出の味と香りです。
九州名物のからし蓮根やさつま揚げが黄色やオレンジ色なのは、もともとこの油で揚げていたからなんですよ。」
と、平田さんが教えてくれました。
今でも飲食店などでは、この赤水が使われているそうです。
しかし、赤水で揚げると、部屋中に赤水特有の強い香りが充満します。
なので、ご家庭で使いやすくするためには、もう少し加工が必要です。
脱色・脱臭

最後に、赤水を「ご家庭で使いやすい油」に仕上げるため、色とにおいを取り除く工程に移ります。
まずは脱色作業。
赤水に「白土」という粉末を混ぜ、油に含まれる色素を吸着させて取り除きます。
この「白土」は、名前の通り本物の土からできています。
作業後の白土を見ると茶色になっていて、油の色が土に移っていることがわかりますね。
続いて、油のにおいを取り除く作業へ。
敷地内にある「脱臭棟」という建物は、内部が真空状態になっており、その中に油を落とし込みます。
そこへ水蒸気を当てることで、油に含まれる香りの成分だけが水蒸気に吸着し、取り除かれるのだそうです。
こうした工程を経て、なたね特有のにおいや色が取り除かれ、ご家庭でどんな料理にも使いやすい『自然派Style一番搾り純正なたね油』ができあがります。
容器に充填し、検品する

できあがったなたね油をパックに充填していきます!
この作業を行う場所は衛生管理が徹底されており、入れるのは決められた手順に沿って準備をしたスタッフのみ。
組合員のみなさまにとってお馴染みの、黄色いパックに油を充填。
そのままベルトコンベアで運ばれ、パックの密封状態に問題がないか、充填量が正確かなどを、一つひとつしっかりと点検します。
こうしたこだわりの製造方法と厳格なチェックを経て、『自然派Style一番搾り純正なたね油』がようやくできあがりました!
思いとこだわりがぎゅぎゅっとつまった油

いかがでしたか?
普段はなかなか立ち入ることのできない『自然派Style 一番搾り 純正なたね油』の製油工場には、平田産業の皆さんの熱い思いと、油づくりへの揺るぎないこだわりがつまっていました。
毎日の食卓に欠かせない“油”にこだわることは、食生活全体を大切にすることにもつながります。
お料理を作るとき、ぜひおなじみの黄色いパック・・・『自然派Style 一番搾り純正なたね油』を手に取りながら、食への向き合い方に少しだけ思いを巡らせてみてください。
アイチョイスが自信を持っておすすめする『自然派Style一番搾り純正なたね油』、ぜひお試しくださいね!
編集担当ちえまる
2023年にアイチョイスに入協。20代の1人暮らし。
アイチョイスには食べたことのないものや知らない食べ物がたくさんあって、わくわく。
カメラを片手にいろいろな食べ物の産地へ取材しています!
ズボラながら普段は自炊をがんばっていて、今はレパートリーを増やそうと奮闘中。
ミックスナッツはパンプキンシードが入っているものが好き。






